2016年3月14日投稿

はじめに

私は、山登りを辛いと感じたことは殆んどありません。
私のプロフィールは男性、1957年生まれで、17%オーバーウェイトです。
登山歴は、今年でちょうど50年ですが、登山の技術を完全に習得したわけではありませんので、素人と全く同じレベルです。
体力に自信があるかと言われれば、全く自信はありません。
日頃のトレーニングもしておりません。 
どちらかというと座り仕事が多いので、万歩計をつけても1日 2000歩程度の運動量しかないと思います。
また、街中を歩いても多くの人に追い越されます。
比良山系の山に登る時もたくさんの方々に追い越されますし、武奈ヶ岳山頂付近で「もう少しですから頑張って」とか「意外と元気そうじゃないですか」といった類の言葉をよくかけられます。 
私の山を登る動作を見ていると、いかにも疲れているというような印象を与えてしまうのかもしれません。
お声がけいただいた方の、お気遣いに感謝いたします。

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登山の「HOW TO 本」は、たくさんありますが・・・

登山のエキスパートの方々が書かれた本やWEBサイトは、たくさんあります。
その中に山登りの基本的な歩き方や休憩の取り方、また登行スケジュールの決め方や装備等について詳しく書かれています。
皆さんもこのページにたどり着くまでにたくさんの情報を閲覧されたのではないかと思います。
山登りの本やWEBサイトについて、私のような登山の技術がなく、平均的体力以下の方が書かれた本やWEBサイト等を見たことがありません。
でも素人が表現するから逆に理解していただける事もあるかと考え「山登りが辛いと感じる方」の参考になればと思いキーボードを走らせています。

これは、素人の体験談です

ですが、私のような素人が登山の技術等をWEBサイトで公開することは良くありません。
ご存知のとおり、山に一歩足を踏み入れば街中と違い全く別の世界です。 見方によっては山は危険な場所であると考えることもできます。
ですので、このページは素人の体験談とお考えいただいたら良いのではないかと思います。

我慢をしながら山登りを続けてきました

以前は、私も山登りは辛いものと思っていました。
実際、山登りは辛いですし疲れます。 特に急な登りでは息が切れますし、後ろから追い越されそうになると自分では全く意識していないのにペースが上がってきて、だんだん辛くなってきます。
そして山頂や目的地に着くと、今までの辛さが一気になくなり、達成感を味わいながらお弁当を食べる。 そのような山登りを続けてきました。

目から鱗が

 山登りが楽しくなったのは、1冊の本に出合った時からです。
成美堂出版さんから出版されている伊藤幸司さん著の「中高年の山歩きガイド」です。
その本の中に書かれていることを少しだけ紹介いたします。 まず、その本の1行目に書かれているのは「健康的な山歩きをしたい人は、絶対に頑張ってはいけません。」です。
この1行が私の山歩きの考え方を一変させました。
この本は今まで私の読んだ登山解説書の中で一番役に立っている本です。

私が実践している事

本の内容を直接紹介することはできませんので伊藤さんの本を読んで実際私が実践していることを書き出します。
1、単純に考えて山登りが辛くなるのは登るペースが早いからで、ペースを落として楽に山に登っています。
2、片足づつバランスをとりながら歩くと、ゆっくり歩くことができます。 最初は、これが意外と難しかったのですがそのうち出来るようになりました。
3、1歩の高低差をできるだけ小さくしています。(歩幅ではなく1歩1歩の標高差)
4、ゆっくり歩けるようになったので、テント泊の様な少し重めのリュックを背負っても楽に登行できるようになりました。 テント泊の場合は、もう少しゆっくり歩けばよいだけです。
5、ペースが遅いと同じ距離を歩くにしても長い時間がかかります。 コースタイムにとらわれない登山計画を立てています。
6、下山の際、暗くなるからといって走ったり休憩を省いたりはしません。 したがってヘッドランプは必須アイテムです。 暗くなっても死にはしませんが、平常心をなくしたり、疲労困憊することで思わぬトラブルを引き起こします。
7、ペースが遅いと行動範囲が狭められます。 ですので山頂にこだわることはしません。 山頂に立たなくても山を満喫することはできます。 山頂からの眺めより中腹から山頂を眺めた景色の方が美しいと思うのは私だけではないと思います。 比良山系の場合、御殿山や北比良峠から見た武奈ヶ岳は、捨てたものではないと思いますが、いかがでしょうか。

比良山系で一般的ルートである イン谷⇒ダケ道⇒ヤクモキャンプ場⇒イブルギのコバ⇒武奈ヶ岳 左記コースをピストンした場合の地図上でのコースタイムの合計は6時間10分です。
以前は、このコースを合計60分の休憩を含め約6時間30分で往復していましたが、現在は約7時間30分で往復しています。 歩いている時間は5時間30分から6時間30分に伸びたことになります。 パーセントに置き換えると18%ゆっくり歩いていることになります。
山登りを辛いと感じている人に数字の話をしても意味がありません。
数値は参考にされる程度で良いと思います。

「楽しさ」は、あなたが決めるものです

ゆっくり歩くのは、ある程度練習しないと習得できないと思います。 
実際に、ゆっくり歩くのは意外と難しい事なのです。 歩き方もそうですが、帰りの電車の時間が気になったり、後ろから来る人を気にしたり、ゆっくり歩いているつもりでもいつの間にか時間を気にしてペースを上げてしまったり。
メンタル面でも克服しないといけない事がたくさんあると思います。
そして、パーティーを組んで登山される方は、自分が遅いと周り人の迷惑になると思い、無意識にペースを上げしまいます。
登山のルールは「一番遅い人に歩く速度を合わせる」と頭では解っていても、心はそれを否定します。

楽しむためのキーワード

昔から言われるように山登りに一番必要なのは「謙虚さ」なのかもしれません。
それが山登りをいっそう楽しくしてくれるキーワードだと思います。
このページを最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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